2007年04月28日

富と幸せを築くための不変の法則 フランクリン自伝


フランクリン自伝

科学者であるとともに出版業者、哲学者、経済学者、政治家、そして何よりもアメリカ資本主義の育ての親であったフランクリン(1706‐90)。その半生の記録がここに淡々とつづられている。

この本で何よりも注目すべきは最後の「付録 富に至る道」

 エイブラハムと呼ばれる老人が「富と幸せを築くための不変の法則」を端的な標語(例えば「早寝早起き、健康のもと、財産を殖やし、知恵も増す」)を節々にかがけながら、説いていくのです。
 ところが「付録 富に至る道」の最後には、老人の話に耳を傾けていた人々は老人の言葉・「富と幸せを築くための不変の法則」を忘れたかのように、富に至る道を踏み外していきます。

 「富に至る道」は実に単純なものですが、それを実行するには己の本能をうまく規律していかなければならないために、その実践は非常に難しいようです。

 富の多寡がすべてを決めてしまう、現代において、フランクリン自伝を手元に置いて、「付録 富に至る道」で掲げられた数々の標語に対して常に忠実に生きて、富と幸せを確実に築いていましょう。
posted by ああっ、岩波文庫っ! at 10:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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2007年04月23日

権利の行使は義務! 権利のための闘争 byイェーリング


「自己の権利が蹂躙されるならば、その権利の目的物が侵されるだけではなく己れの人格までも脅かされるのである。
権利のために闘うことは自身のみならず国家・社会に対する義務であり、ひいては法の生成・発展に貢献するのだ」
 
権利のための闘争 byイェーリング

 19世紀、ドイツの法律家・イェーリングが、丸山先生よりも熱く語ってます。読むと彼の勢いが伝わってます。薄い(解説込みで150ページくらい)ので、一気に読むと、彼の熱気はさらに伝わってきます。


 その勢いのためか、おもしろいこともイロイロ書いてます。


 例えば、損害賠償。


 加害者は被害者から損害賠償を受けるが、加害者はプラスマイナスゼロになるだけ。
 一方、被害者は証拠がない、と言う理由だけで、損害を受けたままにもなりかねない。つまり、マイナスになることもある。

 だから、いま(19世紀のドイツ)の損害賠償制度はけしからん!

(ちなみに、彼が批判したこの損害賠償制度はいまの日本にも引き継がれています。その対極にある損害賠償制度は、アメリカの懲罰的損害賠償制度(例えば、損害は100万円でも、賠償額は1000万円になる、という代物です))
 
 裁判員制度や司法制度改革など、法律のことが話題になりやすい昨今。

 熱くなった法律家の言葉は、なかなかおもろいですよ
posted by ああっ、岩波文庫っ! at 19:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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